院長ブログ
2009.09.06 Hawaii Mid Pacific Session (HMPS) コングレス
9月初旬に東京で行われたHawaii Mid Pacific Session (HMPS)のコングレスに主催者の林直樹先生よりご招待を賜り参加して参りました。このコングレスは歯科技工士の先生方の集まりで過去2回はハワイで開催されましたが、多くの要望により東京で開催される運びとなったそうです。 これからの歯科技工界を背負っていくであろう新進気鋭の非常に才能のある若手の技工士さんに発表のチャンスを与えサポートしていくことで、今後の歯科業界の活性化を目指していると伺いました。実際に拝見するプレゼンのレベルは驚くほど高く、歯科医師の学会を遥かに凌駕するような印象を受けました。まさに世界レベルです。
日本の歯科技工界の未来はとても明るいと感じるとともに、自分の努力が足りないことも痛感するよい機会でもありました。とても良い勉強に、そして良い刺激になりました。
このような素晴らしいコングレスに参加する機会を与えて下さいました林先生に深く感謝したいと思います。本当にどうもありがとうございました。
2009.08.23 USC研修会
東京フォーラムで最後の開催となるUSC研修会。今回の講師はUSC準教授であり歯学部同窓会長などの重職も歴任されているアブディ・サメーニ先生です。とてもきめの細かい審美歯科治療を実践されており、お仕事が素晴らしいのはもちろん、写真の美しさに我々受講生は大変感銘を受けました。審美歯科治療において、患者様に心から満足して頂ける確実な治療の進め方を、診断から施術まで細かくご教授いただき、とても勉強になりました。
Dr.Sameni と会食後の記念撮影(表参道うかい亭にて)
今回は金曜日の夜から日曜の夜まで講師の先生と夕食をご一緒させて頂く機会に恵まれました。治療の事や写真のことなど、雑談の中でいろいろな情報を教えて頂くことができたので、これも大きな収穫だったと思います。
秋葉原の万世橋にて食事後好例の記念撮影会。
(日本各地を代表する著名なインプラント専門医の先生方と)
ちなみに僕の右隣のD&Gが似合うイケメン先生は俳優・椎名桔平さんのお兄様です。
来月はいよいよ米国のUSC歯学部本校での研修会です。
しっかり学んできたいと思います!
2009.07.30 モロッコ王国ナショナルデー式典
2009.07.24 Farewell party at Embassy of Mexico
永田町にあるメキシコ大使館にてメキシコ公使のFarewell party(お別れ会)にお招き頂き、参加して参りました。
公使とは数年来のお付き合いになりますが、ご覧のとおり、とても高貴で凛とした美しさはまるで女神のようであり、天空に光り輝く、メキシコの太陽のようなとても素敵な方です。極めてお忙しいお方ですので、確か年末に天皇陛下に接見される前日に歯のクリーニングにいらして以来の久々の再会でした。
パナマ大使(右)の主催で行われたプライベートの送別会にて。
リッテルさん、お招きありがとうございました!
お別れは確かにさみしいことではありますが、今後はセルビア共和国にメキシコ大使としてご栄転されるとのお話。笑顔でこれからのご活躍とご健勝をお祈りしたいと思います。
いつの日かまたお目にかかれる日を楽しみにしております。
Hasta luego!
2009.07.05 分子整合栄養医学
恩師である河津寛教授のお誘いで、分子整合栄養医学の勉強会に参加して参りました。
「分子整合栄養医学」とは、ノーベル賞を2回受賞したアメリカの科学者ライナス・ポーリング博士(1901-1994)によって提唱され、分子生物学を基礎におき、身体の状態を分子レベルで分析する科学的根拠(EBM)にもとづいた栄養医学だそうです。
説明するとちょっと難しい話ですが・・・現在、人間の体は細胞分子レベルでの解明が驚くほど進んでおり、同時に疾病のメカニズムもかなり解明されています。それらは詳細な血液・尿検査(健康保険の適用範囲をはるかに超える約60項目の精密検査)で分析が可能らしく、その検査結果をもとに、現在の身体の状態や不足している栄養素を医師処方のサプリメントで適量補給し、疾患の予防・治療が行えるそうです。従来の薬物を使用する対症療法とは異なり、『至適量(治療レベル)のビタミンやミネラルなどの栄養素を使い、分子レベルで細胞の異常を整合する』ことで、病気の治療や予防をする根源的な治療法というお話でした。
インプラントや外科手術を行う際、生体免疫力が低く、同様な処置を行っても治癒が思わしくない方もごくまれにですが存在します。そのような方も含めた全ての患者様の手術成功率をより100%に近づけるためにも、または日頃の疾病予防や治療のためにも今後注目すべき医学分野であると思います。10月に2回目(最終回)受講予定です。
2009.06.23 第27回日本顎咬合学会学術大会・総会
東京フォーラムにおいて第27回日本顎咬合学会学術大会・総会が開催されました。 この学会は日本で最大規模の臨床家による学会で、4000名を超える参加者のもと、盛大に行われました。
毎年海外から著名な講師を招聘しますが、今年はLAご開業でUCLA歯学部でも講師を務める世界的に著名な口腔外科医のDr.Thomas Hanが科学的根拠に基づいた革新的なインプラント治療についてご講演されました。
この学会は自分にとって馴染みの深い学会であり、毎年欠かさず参加しています。 今年は自分の発表はありませんでしたが、一般口演発表の座長(司会進行のようなもの)を東京インプラントセンターの小川洋一先生と共に努めさせていただきました。(とは言っても、ほとんど小川先生に進行お願いしてしまいましたが・・・)
発表の先生方、大変ご苦労様でした。感謝状を贈呈いたします!の図。せめてこれくらいは働かないと・・・(汗)
また当日は学会広報委員会のお仕事で会場の写真撮影などを行っていましたので、カメラ片手に慌ただしく(あやしく?)会場内をうろうろしておりました(笑) 少々疲れましたが、おかげで全国からお見えのいろいろな先生方とたくさんの再会があり楽しかったです (あちらこちらで写真撮影会になってしまいましたが・・・)
同じ勉強会の吉冨先生。優秀発表受賞おめでとうございます!
(自分が受賞した訳でもないのにかなり喜んでいる佐藤の図)
Thomas Han先生(右)と久々の再開を祝して撮影。
(河津先生、シャッター押して頂きありがとうございました!)
大変素晴らしい講演でとても勉強になりました。感謝です。
また9月、LAでお世話になります!
学会は著名な先生方の素晴らしい臨床発表を学べる良い機会であるのと同時に、情報交換の場所でもあるので、毎回新しい発見を持ち帰り、日頃の臨床に還元しております。
医療の世界は日進月歩です。常に最新かつ最良の医療が行えますよう、今後とも頑張っていきたいと思います。
2009.03.06 「日本再生酒場」 石井社長 講演セミナー
先日、「い志井グループ」代表 石井宏冶 社長の講演セミナーに参加して参りました。
この未曽有の大不況下にあってなお、驚異的な大繁盛店として名を馳せる「日本再生酒場」 「もつやき処 い志井」「新宿ホルモン」「東京ハヤシライス倶楽部」など、数多くの超繁盛店を展開する「い志井グループ」の代表として、また日本の立ち飲み業態ブームの立役者として、外食産業記者会が選ぶ「外食アワード2005」に選ばれた実績を持つ石井社長は、人間として、また経営者として僕が最も尊敬する人物です。
石井社長とは歯の治療を担当させて頂いているご縁で、普段から親しくさせて頂いておりますが、社長の生き方や考え方など、自分自身とても感銘を受けることが多く、今回のご講演のお話を偶然聞きつけ、ぜひにと参加して参りました。
実は社長には内緒でこっそり会場に行ったのですが、入口であっさり見つかってしまいました(笑)
講師は通常、控え室から壇上に上がるので、普通だったら入口でお会いする事はないのですが、「なんか控え室から偉そうに出てくるのは気が引けるからね・・・」と最後列の入口付近で出番を待っていたとの事。。。社長のお人柄が偲ばれるエピソードです。
ご講演のタイトルは「すべて感動から始まる!!」でした。
実は今回のセミナーは飲食業界の経営者向けでしたが、実際に経営に関する話はほとんどなく、「僕は利益率とかそういうことはよく分からないし気にしたこともありません!」との事?!
「大切なのはそんなことではなくて、お客様に本当の感動を与える事です」 「商売も恋愛も「欲望」からではなく「感動」から…」とお話する社長は、競泳を通じて「人生」を教えてくれた監督のこと、アメリカで出会った「人生」を変えてくれた老夫婦との秘話、そして厳しく暖かく自分を見守り、現在の成功へと導いてくれた先代のお父様のお話など、ご自身の実体験をもとに、涙ながらに熱く語って下さいました。
講演終了後、自分も含め会場の誰もが、その感動的なお話に思わず涙しておりました。生まれてこの方人前で涙を見せた事が殆どない自分が、思わず泣いていました。それくらい感動的で素晴らしいお話でした。
あのような素晴らしい志(こころざし)があってこそ、事業が成功し、多くの人がついていくのだな、とあらためて実感しました。
僕も社長を目標に、素晴らしい志と、思いやりと、そして熱い思いを胸に、多くの患者様に感動を与え続けていけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。
素敵なお話と感動をどうもありがとうございました!
また日本一おいしいもつ焼きを食べに伺いますので、宜しくお願いいたします^^
2009.02.16 セルビア共和国 National Day レセプション
セルビア共和国の大使より御招待を賜り、セルビアの国民の祝日を祝う会であるナショナルデーレセプションに出席して参りました。セルビア共和国では2月 15日が国民の祝日ですが、日本は15日が日曜日だったため、翌16日の月曜日に開催されました。
セルビア大使館内で行われたこのレセプションパーティーには、各国大使や外交官を始め、日本の政界や学術界、文化界からも多くの出席者があり、外交団や在日セルビア人を含めると400名以上が参加して盛大に行われました。
その模様はセルビア大使館のHPにも紹介されています。 http://www.serbianembassy.jp/JAPANESE/Events_JP_2009.html
セルビアの音楽を聴きながら、大変美味しいセルビアの伝統料理を堪能して過ごす時間はとても素晴らしいものでした。
また偶然患者様や知人などとばったりお会いできる機会でもあるので、自然と会話も弾み、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
昨年に引き続いての出席となりましたが、本当に身に余る光栄で大変恐縮しております。大使のご厚意に深く感謝しております。
セルビア共和国の末永い平和と益々のご繁栄を心よりお祈りしております。
セルビア共和国ムルキッチ大使のご家族と記念撮影。
本当に素晴らしい方々です。心より尊敬しております。
2009.02.03 Tropical wedding @ Dominican Republic
今年の初めに友人の結婚式参加のためドミニカ共和国まで行って参りました。ふらっと気ままな一人旅です。メジャーリーガーのサミー・ソーサ選手の母国として知られるこの国は、中米カリブ海に浮かぶ美しい島で、ちょうど米国フロリダ半島の右下(キューバの右隣)あたりに位置します。公用語はスペイン語です。
日本からは直行便がないので、今回はアトランタ経由で行きました。米国まで片道約13~14時間、そこで1泊して、翌朝さらに約3時間かけて現地入り・・往復だけで4日間かかる長旅でしたが旅の疲れを忘れるくらいの素晴らしい時間を過ごす事ができました。
ホテルの目前に広がる美しいカリブのビーチ。まさに南の楽園。
友人のブライアン(新朗)はアメリカ人で新婦のシンシアさんはボリビア人の矯正歯科医です。 友人は現在、南米ボリビアに勤務しており、新婦とは偶然現地で知り合ったそうです。シンシアさんとは初めてお会いしましたが、とっても美しく気さくで素敵な方でした。初対面から思わず矯正ネタで盛り上がってしまいましたが、他国の歯科事情を知るよい機会でもありました。
結婚式はカトリック形式で野外で行われました。中南米は完全にスペイン語圏なので、式はスペイン語で行われ、それを英訳するといったものでした。北米、中南米、ヨーロッパ、アジアなど世界各国から友人達が集まり、笑い声が絶えないアットホームな雰囲気の中、おごそかに式がとりおこなわれました。とても印象深く、ずっと記憶に残るであろうとても貴重な体験でした。このような素晴らしい結婚式に招待してくれた友人にとても感謝しています。
映画のワンシーンのような結婚式の様子。本当に美しい新郎新婦でした。
出席者の顔ぶれも国際色豊かです。黄色い衣裳がとてもお似合いです。 ちなみに黄色は幸福をもたらすという意味があるそうです。
僕が友人と知り合ったのは開業当初(約7年前)になります。当時英会話のプライベートレッスンの先生がベーカー駐日米国大使のSecretary(一等書記官)をしていた関係で、その当時、米国大使補佐官をしていた友人を患者さんとして紹介して頂いたのがきっかけでした。その後意気投合してみんなでよく飲みに行くようなり、その時に多くの素晴らしい友人達を紹介してくれました。現在、当院には米大使館はもとより、欧州、アフリカ、中南米(メキシコ、パナマ、キューバ、ベネズエラ、コロンビア、etc..)の大使館などからも患者様がいらしてますが、この時に知り合った友人達がきっかけでこのような素敵なご縁が生まれました。今回の結婚式でも、パリ、ホンデュラス、グアテマラ、ワシントンDCなどに転勤になった外交官の旧友達とも久々の再開を果たすことができたので、とても懐かしく楽しい時間を過ごすことができました。
ホテル内の謎?の日本食レストランでの食事会。皆さん日本食が大好きで、お箸を上手に使っているのを見てとてもびっくりしました。日本の食文化は世界で広く受け入れられているのを実感しました。
もし自分が歯科医という仕事をしていなかったら、きっとこのような素晴らしい人たちとも出会うこともできなかったんだろうな・・・と考えたら、あらためて今の仕事をさせていただいていることをありがたく思い、そして今まで支えてくれた人たち、友人、家族、そして患者様に深く感謝したいと思いました。
もちろん、日常の診療で治療結果に十分満足して頂き、患者さまに笑顔で喜んで頂けたときは何物にも代えがたい幸せを感じますが、やはり自分の人生を豊かにするのは人との繋がりであると考えますので、素晴らしい人たちとの出会いは自分にとってとても重要です。
多くの素敵な出会いに深く感謝するとともに、お二人の永遠の幸せを祈りつつ・・
ブライアン、シンシアさん、いつまでも末永くお幸せに!
2009.01.21 Washington DC
バラク・オバマ氏が第44代アメリカ合衆国大統領に就任しました。
米史上初のアフリカ系黒人大統領の誕生です。世界中の注目が集まったこの歴史的な就任式を一目見ようと、首都ワシントンDCには200万人以上もの観衆が押し寄せ、そのフィーバーぶりが連日放映されていました。
危機的な米国経済の立て直しや中東問題、テロ対策など大きな問題を抱えての厳しいスタートですが、多くの人々に好意的に支持されているオバマ氏を見ていると、きっと良い方向に“Change” できるのではないかと私は確信しております。
オバマ氏が好んで使う ”Yes We Can”という言葉は、私も昔からとても好きな言葉です。こんなのできそうもないぁ~と嘆くよりは、まず “できるんだ!”と言い切ることからすべての成功は始まっていると思うからです。
今後のオバマ氏のご活躍、大いに期待しています。
そんなオバマ氏の就任演説のテレビ映像を、去年の今頃訪れたワシントンDCの懐かしい風景と重ね合わせて、感慨深い思いで見ておりました。実は去年のアメリカインプラント学会の帰りに、もと患者さんで今は良き友人であるチャールズさんのお招きでワシントンDCに滞在し、リンカーン記念館やワシントンモニュメント、ホワイトハウスや米国務省などを案内していただく機会がありました。
せっかくなのでその時撮影した懐かしい写真をいくつかご紹介したいと思います。
リンカーン記念館(左)この中のリンカーン像(右)の前でオバマ氏の演説が行われた。びっくりするくらい大きくて立派な建物でした
記念館から見たワシントンモニュメント。近寄るとこんな感じ。
けっこう高い建物で展望フロアもあるそうですが、テロ以降は登れなくなったそうです。残念。。。
ナショナルモール(広場)から見た連邦議会議事堂 (左)とスミソニアン博物館の一部(右)その規模の大きさに只々びっくりです。
アーリントン国立墓地。軍関係者や名誉の死を遂げた特別な人達しか埋葬されない墓地らしいです。ジョン・F・ケネディ氏もここに埋葬されています。
ホワイトハウス(左)と米国務省U.S. Department of State(右)
さすがに内部の写真撮影は不可でしたが、実際に案内して頂いた国務長官の執務室は威厳がありすごかったです。(当時はライス国務長官が使用していましたが、現在はヒラリー・クリントン新国務長官のお部屋のはずです)
一般人は絶対に立ち入る事が許されない米国政治の中枢である国務省の内部を見学できたことは、自分にとってとても貴重な体験でした。あらためてチャールズさんのご厚意に感謝いたします。
チャールズさんとは、彼女が以前米大使館に勤務してた時に歯の治療を担当させて頂いたのがご縁で、米国務省にご勤務の現在でも親しくさせて頂いております。ちなみに彼女もオバマさんと一緒でアフリカ系黒人です。きっといろいろな思いを胸にこの就任式に参加されていたことでしょう。すべての事柄がうまくいきますよう心からお祈りする次第です。Yes we can!