院長ブログ
Young Diplomats in Tokyo @ リッツカールトン
「Young Diplomats in Tokyo」 とは、東京を拠点とする世界各国の在日大使館に勤務する主に若手の外交官で構成される組織で、東京リッツカールトンホテルの45階ラウンジで1〜2ヶ月に1度くらいの頻度で交流会(Happy Hour)を開催しています。外交官のパーティーとは言っても、実際はそんなに気取った堅苦しい会ではなく、気軽にお酒を飲みながら世間話で盛り上がるといった、和気あいあいとした楽しい集まりだったりします。
参加資格は基本的に外交官オンリーなのですが、最近は何故か毎回招待状を頂くので、せっかくの機会なのでなるべく参加するようにしています。友人の外交官のお誘いで参加したのがきっかけなのですが、当院にはいろんな国の大使館から大使クラスの外交官が多数訪れている関係もあり、主催者から好意的に捉えて頂いているからなのかもしれません。各国を代表する素晴らしい方々と沢山知り合うことができるので、お仕事抜きで楽しんでおります。(営業とかは全然してません。英会話のレッスン感覚で参加しております;笑)
今回は時節柄、地震と福島原発の話題がメインで、特に米国とロシアの外交官の方の白熱したお話を間近に聞けて、あらためて事の重大さを認識するとともに、日本政府の対応の遅さと、米、露、仏などを中心とした日本(特に福島原発)への的確なサポートのありがたさを再確認した次第です。この場をお借りしてあらためて感謝申し上げます。(もし彼らが政府に良質な外交的支援をしていなかったら、今頃は本当に最悪の事態になっていたかもしれません。。もちろん、現地で献身的に活動して下さいました現場の方々の努力があってこそなのは言うまでもありませんが)
原発事故については発生当初から、既に某国大使や大使館関係者、米国務省勤務の友人などから、政府が発表していないような重大なお話を聞いてはおりました。今になって炉心溶融などと騒がれていますが、そんなことはご存知のとおり一部関係者はとうの昔に分かっていたことです。様々な事情があるにせよ、やはり国際基準で迅速に対応しないと、国際社会からますます取り残されていくでしょう。事は日本国だけの問題ではないので、世界はひとつというグローバルな発想から行動する必要があると強く思います。
政府の批判ばかりをしていても何も始まりませんが、政治/経済の立て直し、被災地の復興と次の自然災害への対応など、まだまだ問題は山積みなので、いろいろな国の知的な援助も借りながら、政府には何とか事態が良い方向に向かうよう頑張ってもらいたいと思います。もちろん、私たちも決して人任せにせず、それなりに努力と協力をしていく事は必要だと思います。
この会への参加は、歯科の勉強以外に様々な事を学べるとても素晴らしい機会なので、これからも可能な限り参加したいと思います。(またご招待されればのお話ですが。。。)
セルビア共和国大統領来日記念レセプション
セルビア共和国大統領の来日を記念してセルビア大使館にてレセプションが行われました。セルビア大統領の来日はなんと68年ぶりということで、今回のレセプションは大使館にとっても大変思い入れが深いものらしく、光栄な事にセルビア大使よりぜひともご参加下さいとのご招待を賜りましたので、米国での学会・研修会参加の予定をキャンセルしてレセプションに出席して参りました。
国内外からセルビア共和国と親交のある外交官や省庁・官庁・企業の方々などがご臨席されました。
セルビア共和国大統領のボリス・タディッチ閣下(左)とセルビア共和国特命全権大使のイバン・ムルキッチ閣下(右)による歓迎スピーチの模様。大統領の来日を機に、さらなる日本との友好関係を深めて行きたいとのことです。もちろん私もそう願っております。
昨年のサッカーJ1覇者・名古屋グランパス現監督のドラガン・ストイコビッチ氏(中央右)もお祝いに駆けつけました。大統領と固く握手をかわしています。久々の再会を喜んでいるご様子でした。セルビア共和国はとてもスポーツが盛んな国で、サーカーだけでなくバレーボールやテニス、バスケなどでも超一流の選手を多数輩出しています。
生ピクシーを間近に見れてとても感動です!僕らの世代のサッカー好きにはたまらない存在であり、現役時代はその類いまれなスーパープレーの数々に魅了されたものです。羨望のまなざしで見ていると、それを察した大使の奥様が「こっち、こっち!』と手招きして下さいまして(笑)しっかりご紹介していただきました。
ストイコビッチ氏と記念撮影。めちゃめちゃ興奮してしまいました。
僕は元々サッカーの経験はありませんが、Jリーグやピクシー、ジーコの影響でフットサルを始めてしまったくらいです(笑)もちろん、今は忙しくて全然参加しておりませんが・・・
そして今度は大使の手招きで行った先にはなんと大統領が!!
大使から大変ご丁寧にご紹介していただき、短い時間でしたがお話する機会に恵まれました。
セルビア共和国大統領タディッチ閣下と記念撮影。優しい笑顔でしたがやはり眼光は鋭く、とても凄いオーラを感じました。さすがです。お目にかかれて光栄です。
「日本での滞在をエンジョイされることを望んでおります」と最後にご挨拶させていただきましたが、4日間という短い滞在の中で、天皇陛下や菅直人内閣総理大臣をはじめ、いろいろな方との会談が予定されているそうで、大変お忙しいスケジュールのご様子でした。閣下にとって有意義な日本滞在になりますよう切に願っております。
このような素晴らしい機会に今回もお招きいただき、また普段なかなかお会いできないような方々をご紹介いただきましたムルキッチ大使と奥様、そしてとてもフレンドリーな大使ご子息とセルビア大使館員の方々のお心遣いに心より深く感謝いたします。
Hvala!
インプラント「施設認定基準」制度 発足説明会
特定非営利活動法人「歯科医療情報推進機構」主宰、インプラント実施医療機関に対する「施設認定基準」制度の発足説明会に参加してきました。
何やら難しい文字が並んでおりますが、簡単に言えば、インプラントを行う医療施設に対して、信頼できる国の関連の第三者評価機関が「安心かつ安全」にインプラント治療が実際に行われているかを公正に評価し、基準を満たした医療機関に(インプラント安心マーク;仮称)を与えるというものです。
その背景には、近年我が国でのインプラント治療の普及に伴い、医療事故や不適切な取扱事例が増加しているという事実があります。これはインプラントに関する適切なトレーニングや充分な技術と知識の習得を行っていない歯科医の増加や、適切な医療環境(感染予防対策、医療スタッフ水準向上、正確な情報公開)が達成されていない事に起因するもので、すなわち医院経営のため安易にインプラント治療を行う医院が増加している結果であり、ますます厳しく医療の質の向上が求められております。
そこで国が重い腰を上げて、国民が安心してインプラント治療を享受できるために、実際に質の高い安全なインプラント治療を行っている医院を評価選定し、情報提供を行うというものです。
理事長には元厚生大臣を迎え、理事には錚々たる著名な方々のお名前がありました。来賓には厚生労働省の大臣官房審議官もお見えになり、会の重要性をあらためて認識いたしました。
説明を聞く限り当院は安全基準をしっかりパスしていると思います。そしていずれは国内の安全なインプラント治療の普及のために、指導的な立場からの参画のお話も賜りました。
インプラントはしっかりと行えば極めて安全で、治療満足度もとても高いという実感はあります。
実際に昨年度のオリコンCSランキングの総合評価では、ランキング1位企業全ての満足度も含めて、インプラントの顧客満足度が全ジャンル中で最高得点であったのを経験しております。(オリコンCSランキングの評価は、全てのジャンルの総合得点を客観的に比較検討できる独自の評価基準が存在するそうです。さすがに歴史のあるランキングカンパニーは凄いと思いました。結果には正直びっくりいたしましたが・・)
これからも質の高いインプラント治療をご提供できますよう、今後とも努力していく所存ですので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
オリコン顧客満足度ランキング2011年度
先日オリコンDD株式会社の方がわざわざお見えになり、本年度のオリコンCSランキングについて貴重なお話をして下さいました。 ご存知の通りオリコン顧客満足度ランキングのインプラント部門(東京)で当院が昨年、一昨年と2年連続で1位というご評価をいただきましたが、本年は残念ながらランキングから漏れてしまいました。「昨年まで1位だったのはやはり何かの間違えだったのかなぁ・・?」なんて思いつつ、これが現実的な評価なのかもしれないので気を引きしめて頑張らないといけないなと考えていた矢先、担当者様から今回のランキングについて詳細なご説明がありました。
そのお話によると、本年度の当院の総合評価は約87点であり、実は現1位の医院様(約85点)より高い得点を獲得していたらしいのですが、最低サンプル数がぎりぎり規定人数に達していなかったため、残念ながら除外されてしまったとのことでした。とは言っても今回は当院が最高得点ではなく、他の医療機関(大学病院?)でもう少し高得点のところもあったそうですが、こちらもやはり規定人数に足りずランク外だったとのこと。。。
ものすごく低評価でなかったことは嬉しい事実でしたが、規定に足りずランク外になったこともまた紛れもない事実です。しかし結果には十分納得しております。バナーも含め一切広告戦略も行わず、地道に口コミだけで活動する当院の経営方針では、患者来院数も他と比較した場合は決して多くはないと思いますので、これもまた致し方のないことだと考えております。
当院のシステムをご理解いただき通院されている患者様には治療後の満足度は高い方だと自負しておりますが、初診も含めご来院いただいた全ての患者様にご満足していただくのは現実問題困難だと考えております。自由診療主体の当院のシステムでは、治療費の面で躊躇される方がいらっしゃるのは事実です。並行診療を行わず、そして代診のドクターにも頼らず、私が一人一人丁寧に診療を行った場合、一日数人の診療が限度です。基本的に手術も一日1例のみで行っております。「量より質」重視の欧米的な診療スタイルは日本の保険主体の医療とは大きく異なります。一人の患者に十分な診療時間をとり、良質で最適なマテリアルを使用し、さらに一番大切な事として、質の高いオーダーメイドの歯科技工物を製作していただくために腕の良い歯科技工士の先生にお仕事を依頼した場合、当然高額な歯科技工料金が発生します。そのため必然的に治療費は若干高額にならざるを得ません。
巷では10万円インプラントが流行っているみたいですが、当院のようなシステムをとっている医院では現実不可能です。低価格への企業努力は確かに大切なのかもしれませんが、医療の分野においては低価格で高品質の実現はとても困難だと考えます。もちろん、私はこの10万円インプラントを否定はいたしません。患者様にはいろいろなニーズがあることと思いますし、それでご満足できるのでしたら大変素晴らしいことだと思います。しかしながら、それらで十分なご満足が得られなかったり、逆に不具合が出ているケースが存在するのも事実であり、当院のようなシステムを求めてご来院になる方も多数いらっしゃいます。
「治療費が安い」ということも医院選択の上で重要な判断基準になると思いますが、本当に安いということは決して見かけの安さではなく、やりなおしもなく何十年も安定して使用した上での対費用効果(コストパフォーマンス)を考えた時のトータルコストの安さとの考えもあるかと思います。
お忙しいお時間をさいてご来院いただく患者様に出来る限りご満足いただけるよう努力していく所存ではございますが、上記の理由等で残念ながらご希望に添えないことも多々あるかと思います。低価格への努力も必要かもしれませんが、自分の医療に対する強い信念からどうしても質を落とすであろう選択はできない旨をご理解賜りたく、ご納得の上現在通院されている方には最良の治療結果とご満足をご提供できますようさらにもまして努力していく所存でございますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
Welcome Dinner@キューバ大使公邸
キューバ共和国より著名な整形外科医が来日したことを記念して、キューバ大使公邸にて晩餐会が開催されました。私も光栄な事にキューバ大使ご夫妻よりご招待を賜り、日本の著名な医師の方々と共に参加して参りました。
大使公邸は都内の一等地にあるビルの最上階で都心が一望できる素晴らしいロケーションにあります。専属のキューバ料理人による最高に美味しい本場のキューバ料理を堪能しながら、モヒートやワインも楽しみつつ、様々な話題で盛り上がりました。
途中からグアテマラ大使も合流し、とても和やかな雰囲気の中、日本とキューバの医療や文化について、政治経済、時には歯のお話、そしてキューバ大使ご夫妻が昨年末に天皇陛下とご会食をされた時のお話など、普段聞けないような貴重なお話までお伺いする事ができて、とても有意義で素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
このような素晴らしい晩餐にお招き下さいましたキューバ大使ご夫妻のご厚意に心より感謝いたします。近日中にキューバを訪れ、歯科医師としての医療交流も果たせたら嬉しい限りです。
左からキューバを代表する整形外科医のバルマセダ博士、グアテマラ大使ご夫妻、キューバ大使ご夫妻、そして自分(・・ぜんぜん偉くもない若造歯医者がなんか偉そうに写っていてすみません、恐縮です・・汗)
キューバ共和国ならびにグアテマラ共和国の今後の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
Muchas Gracias!
The 36th Annual USC International Periodontal and Implant Symposium
第36回USC国際ペリオインプラントシンポジウムが、米国ロサンゼルスWilshire Grand Hotel にて今年も盛大に開催されました。全世界から一流の著名な歯科医が一同に介しハイレベルな発表が行われるこのシンポジウムは、歴史があるだけでなく、とても権威ある格式の高い学会として世界的に広く知られております。
昨年はUSCジャパンプログラムから京都の五十嵐一先生(インプラント矯正歯科センター五十嵐歯科医院)が、そして今年は鈴木仙一先生(ライオンインプラントセンター)がご登壇されました。鈴木先生の発表に際して、プレゼンの製作を補佐する大役を仰せつかり、勉強も兼ねて今回は同行させていただきました。
スライド試写にて。お昼休みを利用してスライドチェックを行いました。
鈴木仙一先生の発表はもちろん全て英語で行われましたが、とても堂々とした流暢な英語であり、随所にちりばめたジョークに会場も大爆笑で、とても素晴らしいご講演内容でした。チェアマンのDr.Zadehからも「本当に素晴らしい発表でしたね」と当然ながらお褒めをいただきましたが、あまりの大絶賛ぶりに実はちょっと驚いてしました。さすが鈴木先生です!見習うところがたくさんありました。
翌日はUSC本校にて、旧友のDr.Sacha がDr.Zadehと共にハンズオン実習を行っていたので、ちょっと顔出しに行ってきました。心身ともに疲れてはいましたが、久々の再開で心地よい時間を過ごすことができました。
USC実習室での記念撮影。左が鈴木仙一先生(日本大学臨床教授)
真ん中が僕のインプラントのお師匠Sascha A. Jovanovic先生
(UCLA教諭。元ヨーロッパインプラント学会会長)
発表準備に際して、2日半で1時間にも満たない睡眠時間でのハードなスケジュールでしたが、とても貴重な体験をさせていただく事ができました。鈴木先生はじめUSC関係者の先生方に感謝です。
自分もいつの日か、あのような素晴らしい国際舞台で活躍できるような歯科医師になりたいと強く願うとともに、そのためには当然ながら、語学も含めてさらなる努力と研鑽が必要だとあらためて考えさせられました。日々地道にコツコツと頑張りますので宜しくお願い申し上げます。
USCジャパンプログラム2011
米国南カリフォルニア大学歯学部主催のUSCジャパンプログラムが東京国際フォーラムにて開催されました。今回で第3期を迎えるこの研修会ですが、私は1期生として学び2009年にプログラムを卒業して以来、オブザーバーとしてほぼ毎回参加させて頂いております。
第1回目の講師はUSC歯周病科教授で、歴史あるUSCペリオ・インプラントシンポジウムのチェアマンを毎年歴任されているDr.Homayoun H. Zadeh教授です。2日間に渡り、歯周病治療とインプラント治療のベーシックからアドバンスまで、きめの細かい素晴らしい講義を今年も拝聴することができました。本当にいろいろと勉強になります。
今回は自分も1期生代表としてプレゼンテーションを行いました。数日前にディレクターの清水先生より突然依頼されたので準備が少し大変でしたが(汗)何とか無事に発表を終える事ができました。USCシンポジウムのチェアマンの前での発表は思いの他緊張いたしましたが、Zadeh先生より「Excellent! Beautiful case! Outstanding!」 の高評価をいただき、ほっとしている次第です。
今回の発表では、審美的なインプラント治療を成功させるための診断から術式まで、実際の症例を2ケースほどご紹介させていただきました。いまやインプラント治療はその高い成功率から、咬めることが当たり前で、いかに自然で美しい仕上がりにするかが本当の成功と言われております。術者も患者様も十分に満足していただける結果を得るには、診断から外科、補綴(インプラント上部構造を装着すること)までのすべてのステップが的確に行われる必要があり、決して容易なものではありません。
Zadeh先生(右)と発表後の記念撮影。気さくで親しみやすい先生です。
Zadeh先生からはVISTAと呼ばれる非常に高度な外科術式を教えていただき、自分も臨床で多用して良好な結果を得ております。この術式は患者様にとって低侵襲な外科術式で、また骨移植や歯肉移植の成功率も格段にアップさせる効果もあります。今回のプレゼンではVISTAテクニックを使用して審美的に優れた結果が得られた症例についても発表させていただき、本家からお褒めの言葉を頂戴することができて安心しております。
歯科医療も日進月歩です。常に最新の治療技術を習得し、グローバルスタンダードな質の高い医療を実践できますよう、今後もUSCプログラムや国際学会を通じて学んでいきたいと思います。
上記理由でたまに医院をお休みさせていただくこともありますが、決して遊びに行っている訳ではないので・・(たまに誤解されますので;笑) 患者様にはどうかご理解を賜りたく、この場をお借りしてお願い申し上げます。
国際口腔インプラント学会@中国アモイ
ICOI 国際インプラント学会のアジア太平洋セクションのコングレスに参加するため、中国のアモイを訪れました。アモイ(Xiamen)は台湾の対岸に位置する中国5大経済特区の一つの大きな都市で、想像していたよりも遥かに整備された綺麗な街並みに正直びっくりいたしました。空港、ホテルともに清潔でとても快適でした。
ICOI(International Congress of Oral Implantologists) は1972年に設立された国際的かつ世界最大の口腔インプラント学会であり、本部は米国ニュージャージー州に置かれています。日本の歯科医にとってはまだ馴染みの少ない学会ではありますが、米国の友人の話では、認定医を取得するのも非常に困難として知られる、本国ではとてもステイタスの高い学会だそうです。近年はニューヨーク大学が主体になり、より厳格でハイレベルな学会になりつつあります。
中国の歯科医が大半を占める学会会場。とても熱心でアグレッシブな方が多い印象を受けました。
今回の学会参加の目的は、最新のインプラント治療の発表を聞く事だけでなく、アジア太平洋セクションの役員任命式に参加する事でした。
役員に任命された日本各地を代表する優秀で著名な先生方と記念撮影。
右はGALA Dinnerでの集合写真。日本からも多くの先生が参加いたしました。
今回私は、エリア・アシスタント・ディレクターという役職を拝受いたしました。これは日本を含むアジア・太平洋地域の若手歯科医の中から国際舞台で活躍できる人材の育成を目的とし、学会運営やクリニカルリサーチに至るまで、様々な役割が求められる重要なポジションであると伺いました。
与えられた任務をしっかり果たすとともに、より高いレベルで仕事ができますよう、これからも地道に精進していきたいと思います。
映画鑑賞会@エジプト大使公邸
エジプト大使よりご招待を賜り、エジプト大使公邸にあるファラオニックホール(王の間?)にて、エジプト映画を鑑賞して参りました。これは大使が毎月主宰している「マンスリー・アンバサダー・フォーラム」の一環として行われたもので、毎月エジプトに関する様々なテーマのもとに、学術講演会や時には映画鑑賞などが開催されており、僕も予定があえば出席させていただいております。出席者は主にアラブ諸国を中心とした各国の大使やエジプト大使館関係者などで、今回は映画関係者の方も出席されていました。
調度品や置物がまさに古代エジプトを連想させる神秘的なファラオニックホール。
大使のご挨拶から始まり、エジプトの映画に精通している女史によるエジプト映画史の説明のあと、アラブ語の映画を英語字幕で鑑賞するという、ちょっとハードな時間を過ごしました(笑)多分、半分くらいしか意味が分からなかったと思います。どこかの大使の頭で字幕もよく見えなかったですし。。。まあそれでも、十分楽しめた気がします。
左が駐日エジプト・アラブ共和国大使館 特命全権大使のDr.ワリード・マハムード・アブデルナーセル閣下。ドクターの学位も取得している大変聡明なお方です。
説明によると、エジプトの映画の歴史は日本よりずっと深く、当初イタリアの技術者の手ほどきで発展したそうで、素人目に見てもその映像技術は極めて高く、クオリティーの高さに正直びっくりいたしました。アメリカの映画が日本の文化やライフスタイルに大きな影響を与えたように、エジプト映画は中東アラブ・アフリカ諸国では最も影響力があり、文化や流行のリーダー的な存在だということです。
オープニングのアラビア語字幕。とても神秘的な映像で映画は幕を開けました。
この後はアラビア語の映画を英語翻訳字幕での映画鑑賞。いい経験でした。
映画は女性からの視点で描かれており、エジプトのテレビ局の女性キャスターが、様々なカップルの男女の愛憎をインタビュー形式で取材した内容を、回想シーンを交えて映像にしたという設定でしたが、浮気した男をハンマーでなぐって気絶したところに灯油をかけて燃やしてしまったり(驚)女性同士の喧嘩でも血だらけでなぐりあったり、とてもアグレッシヴなシーンも多く、ちょっとびっくりしてしまいました。
映画観賞後、ワリード大使とお話しているときに「いやー、それにしてもエジプトの女性は強いですねー。ところであれは普通なんでしょうか・・?」と恐る恐る質問したところ、「はい、エジプトの女性はとても強いですよー。でも日本も同じでしょう。日本の女性は外ではおしとやかに振る舞っていても、家の中ではとっても強いと聞きます。そうでしょう?(ニヤリ!^^)」とお答えになられました。いやー、よくご存知でいらっしゃる(笑)
ともあれ、とても有意義な時間を過ごせました。ワリード大使に感謝です。またぜひお誘い下さいませ!
再会を記念しての記念写真。いつもありがとうございます。
テーブルマナーレッスン@シェ松尾松濤
日頃から懇意にさせていただいておりますセレブスタイル代表の住友淑恵様よりご招待を賜り、渋谷区松濤にある皇室御用達の有名老舗フレンチレストラン・シェ松尾で開催されたテーブルマナーレッスンに参加して参りました。
写真中央がセレブスタイル代表の住友淑恵先生です。(超美人です!)
住友さんは日本のマナー評論家の第一人者であった故・酒井美意子先生(加賀百万石前田家伯爵令嬢)の孫弟子として和洋の正統マナーを習得されたご経歴を持ち、現在ではテレビ、雑誌などでも大変ご活躍されている人気有名マナー講師です。
住友さんが主宰するセレブスタイルは10年以上の歴史を持つ有名マナー/フィニッシングスクールで、マナーレッスンの他にもヘアメイク、モデルウォーキング、ヨガ、骨盤ストレッチ、ワイン、紅茶、料理、コーチング、フラワーマネジメント、話し方講座、etc…など、30種類におよぶ様々なレッスンを各分野のスペシャリストが担当して複合的なレッスンを行っております。現在私も、オーラルケアの講師としてレッスンを担当させていただいているご縁もあり、今回お招きいただいた次第です。
かねてから受講したかった住友さんのフレンチテーブルマナーレッスンは、想像以上に素晴らしいものでした。意外と知っているようで知らない事が多いということを再認識するよい機会であり、とても大切な多くの事を学ぶ事ができました。まさに目から鱗のレッスンでした。
シェ松尾のスペシャルコースのお味も大変素晴らしく、支配人の方のあたたかい気配りのもと、とても贅沢で幸せなひとときを過ごすことができました。
見た目にもおいしい料理の数々。もちろん、お味も一流なのは言うまでもありません。
左がブルゴーニュ産エスカルゴの前菜で、右がサーモンの温薫製のお料理。
食感も良く、お口の中でとろけて絶妙な味のハーモニーを奏でていました。絶品です!
マナーの素晴らしい女性は多いと思いますが、、やはり男性がしっかりとしたマナーを習得してリードしてあげないとスマートな会食は難しいので、男女を問わず一度しっかりとマナーレッスンは受講するべきだとあらためて思いました。友人達にもぜひ参加を勧めたいと思います。
国内外で重要な会席にお呼ばれする機会が多い今日この頃ですが、しっかりとしたマナーで招待者のお気持ちに答えるためにも、また自分自身をブラッシュアップするためにも、今後もこのような機会に積極的に参加していきたいと思いました。一医療人として、歯科の勉強だけでなく、一般教養とマナーをしっかりと学んで、今後の自分の人生に生かしていきたいと考えています。
あらためて、住友淑恵先生のマナーレッスンは言葉に言い表せない素晴らしさがありました。分かりやすく丁寧な解説はとても説得力があり、すべての事を納得しながら深い理解ができました。人気があるのがよく分かりました。ブログをご覧の皆様にもぜひ参加をお勧めいたします。