院長ブログ
2010.06.13 日本顎咬合学会学術大会・総会
第28回日本顎咬合学会学術大会・総会が6月12日、13日と2日間に渡って東京国際フォーラムにて開催されました。今回の海外からの招待演者は元ニューヨーク大学教授でインプラント治療の世界的権威として有名なデニス・ターナー先生でした。
講演内容は、審美的なインプラント治療を成功に導くための、科学的根拠に基づいた的確な診査/診断、治療法の正しい選択、最新のインプラントの知見などのお話でした。実際には既に知っている内容が殆んどではありましたが、復習の意味でとても勉強になりました。そして、あらためて基礎の大切さを考えさせられました。その他にも、様々な分野で日本を代表する、著名な臨床家が一同に集うこの学会ならではの、素晴らしい発表の数々を拝聴することができ、今回も大変多くのことを学ぶことができました。
一般口演では、有名芸能人や著名人の審美歯科治療を数多く手がけられている審美界の巨匠・原元信貴先生(ゲンズデンタルオフィス院長)と杉山晶二先生(杉山矯正歯科院長)が主催する青山歯科研究会(グッドライン)と、歯科先進国スウェーデンの高度なインプラント・歯周病治療を日本で実践されているインプラント界の巨匠・西村紳二郎先生(中央ファーストデンタルクリニック院長、昭和大学客員教授)が主催するFMSインプラント研究会のメンバーとコラボで発表する機会に恵まれました。僕より随分とお若い先生も多数おりましたが、とてもレベルの高い臨床発表をされており、非常に感銘を受けました。
今回は自分の発表の他に、座長や、学術大会総会の副議長をさせて頂いたりと、慌ただしく忙しい2日間でしたが、とても充実した有意義な体験をさせて頂きました。
ここで学んだことを早速日々の臨床に反映して、より精度の高い治療を実践し、最高の治療結果が得られますよう、気分も新たに頑張りたいと思います。